2012年6月27日水曜日

【45】幸福の鍵45

普段このブログとか実生活でやたらノーザンソウルノーザンソウル一方的に言ってますが、よく考えたらノーザンソウルのことをちゃんと皆さんに紹介したりすることをほとんどしていない気がしてきました。


せっかくですから最近ついに!手に入れたシングルのことでも紹介いたします。


THE CHARADES / THE KEY TO MY HAPPINESS



というわけで鉄壁のヌードレストランクラシック、THE CHARDES、キートゥマイハピネス!!!!!


もう、この曲は凄い、駄目です、これがかかったら最後、僕はもう駄目です。話してる相手が総理大臣だろうと大統領だろうと、そいつのことなんかほっぽり出してしまってウオーと叫びながらフロアに駆け寄って行きます。

とにかくスリリングなイントロ、そして熱狂、また熱狂。情熱。これぞノーザンソウル。今これを書いている私も拳を握り締めております。レーベルのMGMライオンが神の使いに見えるようになってきたらあなたももうNorthern Souljerです。

もともとCHARADESというドゥーワップのグループがあり(たまにシングル見かけますので、そこそこヒットしたグループなんだと思います)、このCHARADESもそのグループがモータウン大流行の時にノーザンソウルスタイルで録音したのかなと思っていましたがちょっと事情は違うようです。

そのドゥーワップのCHARADESが再起をかけてMGMと契約しようとしたが、グループ側が契約条件を飲まず、レーベルはNYの謎の新人グループをCHARADESとして契約した、と資料にはあります。どういうことなんでしょう。そんなことあんのかな。いくら大手レーベルとはいえそんな暴挙が許されるとは思えない。俺の資料の訳し方がおかしいのだろうか・・・

まあ当時の黒人芸能界というのもウソハッタリがまかり通っておりましたから、小ヒットを飛ばしてそこそこ有名なグループの名前を借りて、でも実情はまったく違うグループというのもありそうな話ではあります。

とにかくそのドゥーワップの中堅グループとは、このMGMのCHARADESは同名異グループなのは間違いなさそうです。


この曲のプロデューサーはTom Wilson、このCHARADESの前にはコロンビアでボブ・ディランやバーズ、サイモン&ガーファンクルをプロデュースし、その後Verve(VerveはMGMの系列レーベル)にてフランク・ザッパやヴェルヴェット・アンダーグラウンドも手掛ける名プロデューサーです。そう言われると確かになんか変わった曲だなと思います。どこがどう変わってるのだといわれると説明しにくいのですが・・・
ノーザンソウルに関わっていたプロデューサーがその後、先鋭的な音のロックに関わるのはけっこうある気がします。ジェリー・ロスとかもノーザンソウルの後はサイケデリックをやったりしてるしなあ。

曲に話を戻すと、一言でいえばとてもプログレッシブな曲。1966年録音の曲ですが、とにかく同時代の黒人音楽にない新しさを感じます。かと思えば、「breaking through,breaking through」とか「going down,going down」とかのコーラス部分はドゥーワップらしさが残っています。

こういう不思議な曲があるからノーザンソウルはたまらない。

この曲に出会ったのはやはりヌードレストラン。何年か前の大阪モッズ・メーデーで売られていたDJイズミ氏選曲のCD「GOLD NORTHERN SOUL」にこの曲が収録されていました。

最初からいい曲だなとは思っていましたが、やはりイズミ氏のDJで聴いて、もう夢中になりましたね。自分が目撃したときは必ずこの曲がかかったのではないかと思います。とにかくフロアでのモンスター感が半端じゃないです。このイントロがかかったとたん、全てを放り出して踊りたくなります(実際そうしています)。

まさに題名どおり、「わたしの幸福への鍵」といった感じの曲です。

CHARADESはMGMにもう一枚シングル"I DON'T WANT TO LOSE YOU"があり、そちらもノーザンダンサー(注1)としてとても人気です。そっちはもっとシンプルなノーザンソウルですね。


ちなみにCHARADEって「滑稽な茶番」とか「偽装」とかいった意味。あまりいい言葉じゃない・・・あとジェスチャーゲームのこともCHARADEというそうなので、そこからとったのかもしれませんね。わたしなんかはオードリィ・ヘプバーンの映画の題名を思い出します。


このシングルがじぶんちのレコードボックスに収まっている。その事実だけでなんか嬉しくなってしまう、そんな曲です!



注1:「ノーザンダンサー」という言葉にはノーザンソウルで踊る人、ノーザンソウルのダンスを踊る人という意味もありますが、ノーザンソウルの曲そのものや、その曲のレコードのことをこう呼ぶこともあります。つまり、ダンサンブルな曲ということです。

2012年6月26日火曜日

バスルームの抜け毛を見て自決する100の方法

イベントの告知・レポートばかりになってしまうのも、ちょっとつまらないので、息抜きです。


〇昔JBが、「スターになる、スターであり続ける要素は髪と歯だ。髪と歯さえちゃんとしてればどうにかなる」と自伝で言っていましたが、歯はともかく髪に関してはとても安泰の自分であります。

父親も禿げてないし、父方の祖父も母方の祖父もふたりとも髪はふさふさでした。美容院で、「もし40代でハゲとか言われるようなことがあったら、俺が一生タダで髪切ってあげるよ」といわれたこともあります。ただとにかく髪の量が多いので美容院でカットしてもらってもすぐに伸びてしまうのが不経済というかちょっと困りますが、まあないよりはずっとましだと思っています。髪が伸びるのが早い人はエロい。というまことしやかな噂を昔からよく聞きますが、そんなことは全くもって迷信、取るに足らぬ妄言であることが、わたくしの実例により科学的に証明されたのであります。

誰かが、「三島由紀夫が自決を決意したのは、憂国が理由じゃなくて、ハゲはじめたから」といってるのを昔どっかで読んで「なるほどな」と思ってしまったことがあります。三島さんは、ボディビルとかやってその己の鍛え上げられた肉体を写真家に撮らせてたくらいですから、ハゲとかになったら自殺を考えるのは当然ありそうなことです。その位、頭髪というのは重要な命題であると思います。だってハゲが「花ざかりの森」とか言っても説得力ないじゃん~というか、哀しいじゃん・・・。「花ざかりの森・著者紹介」にハゲの写真(こういう著者紹介の写真てなぜか晩年の写真ばっか使われますよね)。哀しいわ~

三島ファンの人いたらすみません(というかこんな言ってますが僕もファンです)。でも本気で、花ざかりの森の著者紹介で自分のハゲ写真使われるのがイヤだったんじゃないかな・・・合掌

話がそれてしまいましたが、とにかく髪の量については心配してないのですが、その代わり最近白髪にとても悩まされています。

もともと子供のころから若白髪だったのですが、20代の折り返し地点あたりから目だって左右サイドのエリアの白髪が増え始め、最初は自分も「んー困ったな、でも他にも困ってることはいっぱいある、愛の不毛とか」くらいにしか思ってなかったんですが、最近本当にひどくなってかなり目立つようになり、先日久しぶりに会った人が本気でびっくりした様子で

「え、髪、大丈夫?悩んでんの?悩むことがあるの?」

と言われました。

皆、僕のことを「いいよねウッシは。毎日がエブリデイで」とか思ってんのかも知れないけど、誰にだって悩んでることのひとつやふたつはあるでしょうが。とにかく向こうも本気でびっくりしてたので、僕もちょっと本気で気になってしまい、そんなにひどいかなと言ったら



















「海原雄山だよ」


と言われました。




























そうか、俺は雄山だったのか・・・・

人の人生とは、自分がいったい何者であるのか?という問いを追いかけていく旅路である、とよく言われますし、29年間、自分がいったい何者なのかと考えて生きてきたような、気がしないでもないですが、こんなにあっさりと、しかも予想だにしなかった答えが出てしまい、もうどうしたらよいのか解りません。まさか、特に思い入れもないマンガのキャラが人生をかけた問題の答えになるとは・・・・まったく、人生は予想がつきません。そして、自分の正体が海原であることがわかってこれから先、自分はどうしたらよいのか。皆目検討もつきません。まさに、一寸先は闇です。



〇先日、ツイッターで、モーターヘッドのビールが出るというニュースを聞きとても驚きました。

というのも、花見シーズンのころにまさにモーターヘッドの曲が日本のビールのCMに使われる夢を観ていたからです。


すごくインパクトの強い夢だったのではっきりと覚えています。こんな内容のCMでした。


どこか広い公園の花見会場で、やぐらみたいなステージが組んであり、そこでモーターヘッドが演奏している。曲は「WE ARE THE ROAD CREW」。で、アメフトのヘルメットをつけた何人かのリーマンが、その曲が流れる中、花見の場所をめぐってタックルしあったりどつきあったりしている。飛び散る血、汗、泥。彼らが奪い合っている花見場所のシートには吉高由利子が一人で座っていて、串にささったソーセージか何かを食っている。

どつきあっていたリーマン達は急に仲良くなって、ヘルメットを外して、ボロボロな姿で笑いあいながら大きなテーブルを囲み、桜の中ビールで乾杯。

最後はモーターヘッドのレミー・キルミスターと吉高由利子がビールで乾杯(このとき、吉高由利子はモーターヘッドのロゴのテーシャツを着ている)。


モーターヘッドのビール、楽しみですね。日本で売られるかな??





お粗末さまでした。

2012年6月21日木曜日

6/16 Stormer 御礼!!



うーん、暑くなってきて早くも体重が落ち始めてきました。今年はなんか早い。やばいな。夏、乗りきれるだろうか・・・・・


というわけで、先週末はStormerでした!!



北海道よりGuest DJのCAT MOM SALLYちゃん(写真)を迎えての開催でした~~

前に会ったのが去年の9月のことだったので、9カ月ぶりの再会。でも思ったより早く会えたよなあ。


まずは開場前に渋谷でタイ料理を食べる。そういえばここは前に札幌のノーザンソウル・パーティー"GIMME SOME LOVIN'"のサエコさんが東京に遊びに来た時も食事したとこでしたね。

バリエーションなくて、すみません・・・貧しい食生活を送っていると、こういうとき本当に困ります。



左はSWANK松井さんの奥様めぐみさんです。梅雨にまだなれないめぐみさんと梅雨がはじめての経験のサリーちゃんでした。当日はまさにTHIS IS 梅雨な天気だった・・・・。




SWANK松井さん到着。いろいろ、一気にヒートアップ。



さて、そしてStormerスタート!

まずはレギュラーDJ陣!

AKIさんの写真を撮るの忘れてしまった(汗)のでDOYさんから!




いつも通りの安定したプレイ、流石であります。


そして最近キムタクとCMで共演したというリンカーン!

今回のセットはほとんどノーザンソウル。新譜も入れつつ、いつもと同じっちゃ同じなんですがフロア一気に盛り上がりました。




次はアキチヨ君。

このTシャツ、かわいいなあ。EULA COOPERを最後にかけてくれた!



 






そしてゲストDJのサリーちゃん登場!!




リンカーン興味津々。何回もレコード見てましたww




いや~~前も書きましたが、まさに男勝りなドス黒いNEW BREED~POP CORN R&B連発で、なんというか本当にオットコマエ!なDJでした(失礼)。やはりその可憐なルックスからは想像できない音が飛び出す!フロアもストロールになったりジャイブになったり、みんな楽しそう!


そして、ホストバンドStolen Hearts登場!











前半は、いつもどおりのステージを進めてきましたが、この日は中盤で今までとは違う新たな試みが!



ベース、シロガネさんが歌う、Teddy (Mr. Bear) McRae "Hi FI BABY"のカバーが飛び出しました。

原曲はこれです。ビックリ!!



EDDIE LEGENDさんとブルーズのバンドBLUES CLANを別にやっているシロガネさんですが、Stolen Heartsで歌うのは初!本当、カッコよかったです。



そしてこの次にはこれも初披露!ノーザンソウルクラシック、THE YUM YUMS "GONNA BE A BIG THING"のカバーを美人コーラス隊がせつなく歌いました。




原曲です。もうキラキラしすぎて眩しい曲ですね。ジェリー・ロスのプロデュース。天才です。





そして8月に7インチシングルリリースの予定であるオリジナル曲"TRY MY LOVE"のあと、またも初披露のカバーが飛び出しました。

なんとSALVADORS "STICK BY ME BABY"のカバー!!!!!!!!



ぐぅお~~~~~熱い!!昔はレパートリーだったという話は聞いたことがありましたが、まさかまたやるとは思いませんでした。本当にカッコイイ曲です。Stolen Heartsはコーラスが効いててこれまたいい感じでした!!

そしてタマイさんも久しぶりに脱ぎました!!



僕が一番近くで観ていると思いますが、本当に常に進化していくなあと思います。


そんでこっからは写真なくてすいませんがKAZEGGと僕がDJで続きました。

僕はトリだったのでゆるりと終わらせるつもりだったのですが、Stolen Heartsに触発されたのか思いのほかどノーザンソウル大会になってしまい、最後は脱いだ?脱がされた?よく覚えてないんですが、玉井さんに続いて裸になってDJしてました。

まあノーザンソウルではよくある事です!!


ついてきてくれた人たち、本当にありがとうございました。

そしてサリーちゃんも本当にありがとう!最高でした!!


次回Stormerは8月18日土曜日。この日は先ほども触れましたStolen Heartsの7インチリリースパーティーも兼ねてまして、なんと夕方と深夜の二部制で行います!

そして豪華なゲスト出演陣も続々決まっております。また後日告知いたしますので、とりあえずみんなこの日は予定あけといてくれ!


ではまたノーザンソウルでお会いしましょう!


↓Mac Kobさん いい表情ww!!





2012年6月14日木曜日

Stormer.フライヤー作成秘話

おかげさまで、リニューアル後のStormer.のフライヤーも、リニューアル前同様、毎回評判が良いです。


ここで、「え、あれウッシが作ってんの!?」と当然の疑問が出てきますよね。


なんせ、大学入った時もメールアドレスを取得するのに一年かかった男ですからね。


そうです、作ってるのはわたしです!!




・・・すいません、話つくりました。

正確に言うと、写真や図案などの元ネタを僕が選んで、それを友人のデザイナー、トミー君に託して自由にやってもらってます。

リニューアルしてからは毎回このコンビ(強引にコンビ結成)で作成しております。トミーありがとう~~

リニューアル前は、ソウル・ファンクのイベントとして強く打ち出していたのでミュージシャンの写真を使用することが多かったのですが、50s60sの音が加わりイベントの音の幅が広がったこともあり、なるべくフライヤーからイベントの音のイメージが限定されないように気をつけて毎回作成しています。

これが、すっごく難しい・・・・。


なるべく古くも新しくも見える感じで、かつ男らしさを毎回こころがけております!

で、今回はこうなりました。





元ネタはこれ!!





黒人のハードボイルド作家、チェスター・ハイムズによる人気シリーズ、「棺桶エドと墓掘りジョーンズ」の一作、「リアルでクールな殺し屋(1959年作)」米国版ペーパーバックの表紙からいただきました。



















↑若き日のチェスター・ハイムズ、カッコイイ!


ハーレムを舞台に、黒人の二人のタフな刑事、エドとジョーンズのコンビが毎回難事件に立ち向かっていく痛快シリーズ!なんせ荒っぽい二人、38口径の長身リボルバーを持ち歩き、何かあればすぐに「死にたいのか」と怒鳴る。殴る。銃をぶっ放す。ついたあだ名が「棺桶」「墓掘り」というわけ。しかし実は理知的で、素晴らしい推理力で毎回事件を解決する。


僕がこのシリーズを知るきっかけになったのが、ブラックスプロイテーション映画の名作としても有名な「ロールスロイスと銀の銃」(原題”COTTON COMES TO HARLEM”)



これが本当に面白い!映画もいいのですが、原作はさらに面白かった(というか映画は輸入盤DVDで観てるので細かい内容が分らなかった)。古本屋で手に入れた原作の文庫本(映画の日本公開時に出たもの)は大事にしてます。



このCOTTON COMET TO HARLEMはファンク系のイベントのフライヤーでもよく使用されていますね。


ジム・トンプスンの作品の初版ペーパーバックが欲しいなとイーベイをうろついてたらたまたま今回使用したペーパーバッグを発見。安かったので落札し(ジム・トンプスンは300ドルとかだったのであきらめた)、トミーさんに「これでなんかカッコイイの作って!」と無茶ぶりな託し方をしましたが、自分の予想をはるかに上回る本当にカッコイイのが出来上がってもう飛び上がって喜んじゃいました。

もう一回のせます。



う~~んまさか重ねてくるとは思わなかった。躍動感が大幅にアップですよね!そして後ろの星条旗?もイイ。


こんな感じで自分の趣味を全面に出して毎回作っております。どうか今後もご期待ください!!


そしてぜひ今週末はStormerへ!!!


6/16(Sat)
Underground Black Music Dance Communication "Stormer."
@SHIBUYA LUSH

Start 23:00 till 05:00
Charge ¥2000(w1D)

Host Band: Stormer & THE STOLEN HEARTS

Guest DJ: CATMOM SALLY (HIDDAN CHARMS in SAPPORO)

Regular DJs: LINCOLN (SEARCHING)
                    Doy Ayres (FUNK78)
                    AKI(SOUL DRESSING)
                    Akichiyo
                    KAZ(ex.LOST & FOUND in LONDON)
                    uCjima

2012年6月13日水曜日

6/16(Sat) Stormer.ゲストDJ紹介!

よく、「ウシジマさんてやっぱ『食人族』のDVDとか持ってて、休みの日は繰り返し繰り返し観てるんですよね?」といわれますが、すいません僕あれ一度も最後まで観た事、ないんですよ!期待を裏切ってすみません。



さて、今週末に迫った





"Stormer."Underground Black Music Dance Communicationですが、今回はなんと北海道からゲストDJを迎えての開催となります!!


Guest DJ  CATMOM SALLY (Hidden Charms in Sapporo)



札幌で偶数月第一土曜日に開催されております50s+60s DANCE PARTY "HIDDEN CHARMS"でレギュラーDJをされているCATMOM SALLYさん(以下サリーちゃん)が登場です。

HIDDEN CHARMS主催KAZZY WHEELMANさんのblog

http://junglehop.blog129.fc2.com/


サリーちゃんとは3年くらい前に名古屋のイベントでDJをご一緒させていただいたのが最初の出会いで、思えばその時一緒にサリーちゃんと来ていた元Teenage Babylon現SWANKの松井さんともこの時が最初の出会いでした。

サリーちゃんとはその後東京・大阪・北海道と、日本全国を股にかけて会っており、こうして考えてみるとなかなか凄いことだなあと思います。

名古屋で最初に見たときは、モッズのイベントだったのでガールズポップやダンスナンバーが多い印象で、会場も湧いておりました。僕のDJは、そのときまったく完膚なきまでにうけなかったのでちょっとスネており、「やっぱかわいい女の子はトクだよな!」とか最低な男っぷりを独り発揮してしまいました・・・。サイテ~~

その後も何回か会ったときはお互い遊びに行ったイベントで会っていたので、DJするのを見た2回目は昨年のケブ・ダージのツアーで北海道に行った時。その時彼女もDJしていました。

彼女のことがケブダージin北海道のブログで紹介されたとき、Stormer.のDJアキ〇ヨ君がいち早く「なんか、セーラー服とか着てDJやってる子がいますよね!!」と騒いでいたのを昨日のように思い出します。


北海道でのDJは、名古屋の時とはうってかわったドス黒いR&Bの連発でびっくりしました。「女の子なのに」とかそういうのは、DJにしろなんにしろ禁句というかなんとも失礼な物言いですが、

ついそう思ってしまいました。





もともと70s~ソウル・ファンク色が濃かったStormer.ですが最近はKAZEGGの参加もあり50sの流れ、そして僕の参加で60sのカラーが強くなっていることもあり、そこへサリーちゃんが「東京遊びに行くよ」と連絡があったので、つい

「じゃあ、DJやって!!」


とお願いしました。快く引き受けてくれてどうもありがとう!



彼女は翌日、下北沢メンフィス兄弟で開催される、関口弘さん主催の「下北沢ナイト・トレイン」でもDJすることになっており、この日一緒にDJする同じく北海道のDJ、DANさんのプレイも含めてこちらも絶対に見逃せないイベントです!!

StormerのKAZEGGも廻します!!

下北ナイト・トレイン Vol.4 - Sapporo VS Tokyo Special
http://blog.frathoprecords.com/?p=634

2012年6月17日(日)開場/開演 19:00
1000 Yen (1ドリンク付き)
@下北沢Barメンフィス兄弟。
東京都世田谷区代沢5-6-14 前田ビルB1A(Basement Barの先、バーミヤンの向かいのビル地下)
Tel 03-5486-3461
【DJ】関口 弘 (SWANK)/本間 勝
【Guest DJ】KAZEGG (ex. Lost & Found London)/MOTOI/寺島英知郎/Matsui (SWANK)
【Special Guest DJ】Sally (Hidden Charms from 札幌)DAN (The Great WILD CHILD Show from 室蘭)
---Black Rockers | R&B | Blues | Doo-Wop | early Soul plus Tittyshaker | Popcorn---








僕も絶対に遊びに行きます!土日含めて北海道のシーンの恐ろしさを体験できるまたとない機会だと思いますので、皆さんぜひどっちも遊びに来てください!


ではまたノーザンソウルでお会いしましょう!






2012年6月12日火曜日

仁義なきノーザンソウル 完結編



それでは仁義なきノーザンソウルの完結編といきましょう!



カレー汁でいったん気力を取り戻し、皆さんとお別れし、ホテルへ戻るも、風呂にもあたらず倒れこむようにそのままベッドへ。

グリースべったり頭のまま・・・・・ホテルの清掃のひとすいません。


チェックアウトが10時なので寝たの2時間くらい。起きると宿酔で頭ががんがん痛いが気力を振り絞ってシャワーを浴び、荷物をまとめてチェックアウト。



ホテルのロビーでソファに座り、


そのまま1時間くらい動けませんでした・・・・・・・。


1時間座ってたらちょっと落ち着いたので、気力を振り絞って広電に乗り、今日は宮島へ。朝帰る時は少し雨降っていたのですが、昼間は快晴でした。

広電だと1時間以上かかってゆっくり行くのですが、それがちょうどよかった。駅からフェリーにのって宮島へ。








行く前に会社の人から「大河ドラマで平清盛やってるから、人いっぱいいるかも、でもあれ視聴率悪いから、そうでもないかも」となんの参考にもならないコメントをいただきましたが、たしかに多くも少なくもない感じだったかも。凄いな、大河ドラマは。




鹿がいました。暑そうでした。やる気ねんだよな、こいつらは・・・。




そして、やはりこれ、厳島神社の水中鳥居。・・・しかし修復中なのか足場が組んである・・・しかも干潮だから水中じゃない・・・




神社の中へ。拝観料安くてよいと思いました。

オノ・ヨーコが昔ここで平和祈念のライブをやったことがあったんだよなあ。





居合抜きの発表会が行われていました。非常に良いものを観れました。ケブダージとか見たら大喜びだと思います。

居合、いいなあ。僕もちょっとやってみようかなあ。




暑くてちょっとしんどかったけど、神社の中は暑さを和らげる工夫がされているのでしょう、とても快適だったし、なんか見てるうちに頭痛もやみました。さすが平清盛!

そんであなご飯を食いました。けっこうなお値段で一瞬躊躇しましたが、せっかく来たんだし、とトライ。いやこれが上品な味で二日酔にすごくよかった。暑いときには本当にいいと思います。体力も一気に回復し、昨夜の打ち上げのため広島市街に戻る。

市内のアイリッシュパブにて。みんなガンガン飲む。タフだなあ~~


といいつつ僕ももう酒なんかと思ってたのに呑んじゃいました。


新幹線の時間ギリギリまで呑み続け、皆さんに送っていただいて広島駅へ。ちょっと早く着いちゃったので新幹線の改札はいったとこの喫茶店でも呑んでました(笑)

最後にもみじ饅頭(美味しかった~~)までおみやげにいただきまして、本当に今回は広島の皆さんの親切さ・優しさに触れ、最後帰るのが本当に寂しかった・・・。

なんだかおかしな人生ですが、こうして大好きな音楽を介して、いろんな場所のいろんなひとと友達になれるということは、本当に嬉しい。

というわけで仁義なきノーザンソウルと銘打ってお送りしましたが仁義ないどころか広島の皆さんはみな義理人情に厚いすばらしい人たちでした。
広島の皆さん本当にありがとうございました。

またすぐにお会いできるのを、切望しております!!!!



それではまた、ノーザンソウルでお会いしましょう!



「続・仁義なきノーザンソウル」シリーズに続く?

2012年6月10日日曜日

仁義なきノーザンソウル 広島死踊編

「死」と「踊」と並んでるのを見てなんとなく「死霊の盆踊り」というゴミクズ映画を連想してしまったそこのアナタ、ずいぶん貧乏籤ひいた人生送ってますね!



すいません間あいてしましました、お待ちかねのDJ編です!





今回、参加させていただいたのは広島のSea Cake Styleで不定期に開催しているノーザンソウル・イベント「Rich Doughnut」です。

http://richdoughnut.tumblr.com/





まずは主催の清水さん・ruminzさんと落ち合って、会場近くのお好み焼き屋さんへ。他のDJの方や、広島モッド・シーンの中心となっている皆さんと飲む。ここで東京から来てくれたのりちゃんとも久しぶりに会った。広島で会うなんて変な感じ。何回か広島のイベントに遊びに来ていたのりちゃんは今回僕が見知らぬ土地で心細いのではないかとわざわざ長距離バスで遊びに来てくれました!ありがとう!!



あまり食べることに情熱を割いていない生活を送っているので、広島風お好み焼きといわれてもなんのこっちゃという感じで生きてきましたが、平たい大阪風とちがってなんかアドバルーンみたいでとてもおいしくいただきました。


ほろ酔い加減になってきて、いい具合に皆さんと打ち解けてきたところでイベントスタート!


それではみなさんに私が目撃してきた広島ノーザンソウルシーンをご紹介したいと思います!


まずは一人目のレギュラーDJ Matsumotoさん!



Matsumotoさんは僕の一回目のDJの後に一曲目、大好きなTHE FULLER BROTHERS "TIME'S A  WASTING"ではじめてくれてメチャクチャあがりました。




そして会場のSea Cake StyleのオーナーでもあるKokiさん!


KokiさんはダンクラUniversal Robot Band "Dance & Shake Your Tombourine "をスピンされてました!!正しくノーザンソウルであると思います!



Yuichiroさん!!ショットガンも沢山ふるまっていただきました!大変でした!!




Yuichiroさんは終演時間を過ぎてもブースでレコードずっとまわしてました(笑)Fantastic Puzzlesの"Come Back"をその時スピンされてました。しかもインストのほう(笑)


Stormerのアキチヨ君も廻す曲ですね!


今回のゲストDJ、私も縁の深い福岡SOUL DRESSINGのNishidaさん!


同じ福岡市内出身のシテーボーイ二人組でした。NishidaさんはMarsha Geeの"Baby I Need You"をスピン!NIGHT FOX クラシックでもあります!



そして今回オファーをくださったShimizuさん!





前に一回、名古屋でDJを一緒させていただいたことがあったのですが、その時はまったく話さずじまいでしたが(汗)、今回呼んでいただいて本当に感謝しております。いろいろと本当に親切にしていただきました。本当にありがとうございます!

Shimizuさんの「この一曲!」は最後に紹介いたします!


では当日の会場の模様。


変顔じゃないYuichiroさんと東京から来てくれたノリ。




広島のスクーターチームREARSのお二人のランブレッタ!スクーター乗りのみなさんがノーザンソウルのダンスもとてもうまくってびっくりしました。80年代のモッドリヴァイヴァルの英国では、スクーターボーイズが好んだのはR&Bでなくノーザンソウルだったというのはよく聞く話でしたが、広島もそういうテイストを感じました。






両手を広げてるのは広島モッドシーンの最若手マーシー君。飲みの時に話したら、僕と5年くらい前にウイスキーアゴーゴーで会ったことがありますと言われてびっくりしました。まさか広島で再会するとは・・・






白い円は心霊現象ではなく舞っているパウダーです。ゾンネ時代のヌードレストランと同じ現象が!!


オレンジとサックスブルーのTシャツを重ねて着てるのが広島MODS MAYDAY主催のOSAMUさん、"UNDERSTANDING"というモッド・パーティーでもDJされてます。右はじの女性がruminzさん、"Precious TIme"というソウルのDJパーティーでDJされてます。ruminzさんはイラストも描かれてて、それが本当に素晴らしい!

ruminzさんの作品はこちらから



レビューされてる映画の内容とかから、会うまで完全に男だと思ってました・・・。初対面に一言が「え!女性なんですか!!」って失礼千万・・・。でもファズビンダーの映画を観てる女性に初めて会った気がします。





REARSのスミイさん、アクロバット直前!本当にダンス上手でした!



スミイさんはグラフィックデザイナーをされていて、Rich Dougunutのフライヤーと、そろそろ皆さん気になっているでしょうが一連の写真の中で沢山の人が着てるRich Dougunut特製Tシャツもスミイさんのデザインによるものです!

私も一枚いただきましたが(ありがとうございます!!!)ボディの色がたくさん選べて、プリントの色といろいろな組み合わせが出来ますよ!

Tシャツはスミイさんのブログから注文できます。興味をもたれた方は是非。僕の写真はあまり写りよくないですが、スミイさんのブログから当日の会場の様子、もっと綺麗な写真を見ることができます、皆さん是非!



↑  しっかし当日の俺、髪長すぎてリーゼントがなんか80sぽいし、色も白っちいしそれに黒タンクトップの組み合わせはかなりマズいっすね!!!ひゃっは~~~



でもノーザンソウルだから仕方ないんです!!!!!!!



そういうわけでスミイさんのブログの写真からもわかるとおり、かなり酒(おもにユウイチロウさん方面からの)が入ったせいで後半あたりはけっこうフラフラになり、意識がとんだ瞬間もありましたがDJはちゃんと務めてきました。


そして最後、shimizuさんのセットでイベントは幕。この曲で最高に燃え上がりました!!

いや本当にカッコイイ曲です!!

VIVIAN CAROLL / OH YEAH YEAH YEAH








そんな幕のあともユウイチロウさんはブースに残り続けてましたが(笑)私たちは先に会場を出て、地元の人が御用達の居酒屋で、カレー汁なるものをいただきました。

これが夜遊び後の疲労しきった体にすっげえ効くんですよね~~広島のノーザンダンサーはオールナイターの後はカレー汁です!


う~~ん本当に、書ききれないくらいの楽しさでした。広島の皆さんがいい人すぎて終始感動しっぱなしでした。


それでは翌日はまた観光、「仁義なきノーザンソウル 完結編」に続きます!